グラフィックデザインを生業にしていましたが、
この“デザイン技術”というやつ、
結構重宝します。
なぜならどこの会社でも
デザイン制作的な需要は
存在するからです。
印刷や広告に全く関係の無い
普通の製造業やサービス業でも
自社や自社商品の“宣伝”は必要です。
デザイナーが1人いると
それが内製化できます。
かなり重宝がられます。
私の場合、
重宝がられすぎて
体調を崩しました。
また、
広告や宣伝とは無関係な場面においても、
その威力は発揮されます。
元デザイナーが
一般の企業の営業職や管理職に就職したとしたら、
彼が作る企画書や報告書はひと味違います。
他の人からすると
“デキるヤツ”
と見られるようです。
“白い紙面に文字や写真を上手にレイアウトする”
というデザインのお仕事の中では
基本中の基本の技術でも
出来ない人から見たら、
まるで“魔法”のように見えるんですね。
私、今の工場勤務の身でも、
たまに営業さんからパワーポイントの
プレゼン資料の制作を依頼されるのですが、
Adobe Illustratorで
全部レイアウトして、
画像にしてパワポに
貼ってます。
他の人には絶対修正が不可能です。
若くてイキのいいデザイナーが入社してこない限り、
社内での私のこの位置は安泰です。
私の知人女性は
元、印刷会社のデザイナーでしたが、
結婚して退職し、出産・育児を経て、
パートに勤め出しました。
勤めた会社は比較的大きな
仕出し弁当屋さんの工場です。
お弁当やお総菜のパックつめの
流れ作業をするパートの予定だったのですが、
どこでどうなったのか分かりませんが、
今では彼女はお弁当屋さんの事務所で、
“今週のオススメ品”
のチラシを毎日作成しています。
経歴と技術が買われたんですね。
昔取った杵柄の効能ですね。
私は子供の頃からオタクで、
絵ばっかり描いていた子でしたが、
それのお陰で手の職に繋がりました。
履歴書の資格欄は
「中型自動車免許」しかありませんが、
なんとか今でもオマンマを食えているのも
このデザイン業務のお陰です。







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確かにこの仕事って食いっぱぐれにくいですよね。
ここ数年、ロボット技術が進めば取って代わられる仕事が話題ですが、この仕事は大丈夫だろうと思っています。
まぁ量子コンピュータにかかればそんな事もないようですけど…。
インハウスデザイナーは重宝される割に酷使されるのが問題ですよね。
昨日のコメントで書いた友人もインハウスデザイナーでした。
重宝してるだけの待遇を与えてほしいものですね…。
まあ会社内の便利屋さんですね。
“その技術”や“その労力”に対価を払うという気持ちが希薄です。
「ちょっと棚動かすから集まってー」的なノリで、「ちょっと企画書バリッと仕上げたいから作ってー」みたいになってますよ。
・・・ここだけの話、ちゃんと社内経費として正当に振ってますけどね。
わたしも初めて渡米した時はグラフィック関係のバイトをしました。
結構有名な映画監督のストーリーボード描きです。1コマ、カラー$50、白黒$20で、忙しい時は一日に数百コマ描くこともあります。
芸術家として成功するのに一番大切なのは割りの良いバイトの技術を身につける事だなと思いました。
昔は正真正銘のグラフィックデザイナーでしたが、今は片手間にデザインもやる工員です。
アメリカで作画のバイトですか。すごいですね。
私は昔、子供向け某ビデオのアニメを作ってましたよ。ローカルな版元でしたので、原画・動画・アフターエフェクトでの動画制作まで一人でやらされました。
僕は生まれて初めて描いた漫画をファンタグラフィックスという出版社に投稿したら一発で連載が決まり漫画家になりました。その後、子供が携帯で見れるアニメを作りたく成って作り始めましたが、作業量の多さに疲れて途中で断念しました。
漫画連載ってすごいじゃないですか。
私も同人活動期に落書き程度の漫画を描いたこともありますが、あっという間に挫折しました。
私のアニメ制作は“アニメ”と言うのもおこがましいくらいで“動く紙芝居”程度でした。実写映像と実写映像の間の数十秒の尺でアニメを挟み込む感じです。