いろいろな貧乏地獄・借金地獄を経験してきましたが、
そういう地獄のさなかにいる時って、
ふと、ある一定以上の地獄要素が重なると
感覚が麻痺してしまうんですね。
あー、はいはい。
地獄ですね、地獄。
地獄にいるんですねー
私。
地獄ハイとでも申しましょうか、
逆境が重なりすぎて
どーでもよくなるような気分。
サウナで鍋焼きうどん食ってるような?
その地獄の一つが、
元嫁さんにうまく手のひらで転がされながら
お金をせっせと貢いでいたときでした。
当時は、
諸処の事情が重なり
別居していました。
生活費や何やらで
言われるがままにお金を貢いでいたのですが、
いい加減その量が半端なく、
「おかしいな」
と思っていたのですが、
徐々に督促状や電話での催促が始まり
「借金してるんじゃないの?」
という疑問に至りました。
しかし、住居が別ですので、
なかなか経済状況がつかめません。
借金のことを問い詰めても
チラリズム的にしか言いません。
「借金は残り2社だけ」
「これで1社完済した」
そういう言葉に
何度だまされたかわかりません。
結局、総額は闇の中です。
お金の無心は
借金とは関係が無い理由で
増え続けてゆきます。
「祖母の病院代が・・・」
「離れて暮らす身内が事故で・・・」
「会社の人に貸してて・・・」
「ペットの手術費用が・・・」
今考えればおかしな話も多々あるのですが、
当時は訳も分からず盲目的に
お金を渡していました。
しかし、
こんな自転車操業も
長くは続きません。
最後の方になるともうむちゃくちゃです。
それまでも私自身借金しまくりで
せっせと上納金を納めていたのですが、
末期には、
私名義で、1ヶ月で100万円以上の
借金が増えました。
・元嫁さんを引っ立てて、
サラ金ビル(上から下まで金融屋ばかり)を訪ね、
それぞれの窓口でその月の支払と遅延損害金を
払って回る。
・残高全額督促がきたサラ金に
全額を振り込む。
・「奥さんの信用状態もう無いから」と
言われる街金には、
取り急ぎ私が連帯保証人になる。
貯金なんてありませんから
借りれるだけ借りまくりです。
自分の借金残高がうなぎ登りに
増えてゆくさまに、
完全に心が麻痺してました。
結局別れることになって、
お互いの借金残高はそのままお互いが、
財産なんてありませんから分与もなし、
今さら有責もへったくれもありませんから
双方向へ慰謝料請求もなし、
子供の養育費を払うこととし、
別れました。
残ったものは
疲労感と
絶望感と
開放感と
少しの孤独感と
多額の借金でした。







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