「大市民・最終章」
を読んで感慨に耽った男・まうぞうです。
作者である柳沢さんの
ほぼ日常を漫画に置き換えたような
エッセイ的漫画です。
この「大市民」シリーズとも
長い付き合いになりました。
掲載誌が変わったり、
書き下ろしになったり。
コミックのシリーズも
何種類かに別れていますが
同じ主人公の日常漫画として
続いてきました。
連載当初は40代中頃だった主人公が、
最終章では67歳。
当然ながら作者の柳沢きみおさんも
67歳になられたということです。
ビールや主人公の手料理、いえろいろな飲食店、
車やバイクなどに対するこだわりが随所に描かれており、
また時事ネタを元に批判・批評することもあります。
はっきり言って「?」と思うような
主義主張もありますが、
一貫した「昭和の頑固オヤジ」的な
何とも言えない魅力があります。
柳沢さんは売れっ子の漫画家ですから、
一般人に比べたらはるかに裕福な方で、
趣味に掛ける金額も半端ありません。
それでいて
本宅とは別のボロアパートを仕事場にしていたり、
ふらっと旅に出たり、
なじみの店を堪能する自由奔放なライフスタイルは
私の憧れそのものでした。
“大”市民ならぬ“小”市民たる我々は、
日々の糧に追われ、
とてもそういう風雅で優雅な生活を
送れるわけはありませんですが。
この漫画で教わったことと言えば、
・白菜鍋
・寿司屋では隠語は使わない
・カツ丼のカツは薄い肉に限る
というようなささやかなことが多いのですが、
そういう個別的なことよりも、
主人公=作者の生き様そのものが
私にとっての人生のお手本と言えるような
そんなバイブル的漫画です。
連載が始まった当初の主人公=作者の
年齢が40代半ば。
今の私の年齢と同じ年代です。
これから先、
私が60代半ばになるまでに、
少しでも作中の主人公のような
悠々自適な人生を送れるように
なりたいもんです。







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