その昔、
借金を沢山抱えた私と
借金をもっと沢山抱えた元嫁さんの
夫婦が暮らしておりました。
私は絶対に支払を遅らせたくない人間。
元嫁さんは平気で遅延する人間。
そんな元嫁さんの借金の督促が
毎日のように襲っておりました。
郵便での督促状は元より
自宅の電話へひっきりなしに
金融会社からの電話が。
日中、
仕事で家には誰もいませんので、
留守電にメッセージが残ってます。
その頻度があまりにも多く、
日常的に借金の悩みに振り回されていて、
留守電自体にトラウマを持つように
なりました。
家に帰って玄関を開け、
部屋のドアを開けようとすると
心臓が高鳴り呼吸が荒くなります。
暗い部屋の中で電話機の留守電ランプが
点滅しているともうアウト。
締め付けられたようになりながら
ボタンを押します。
「元嫁子様のお宅でしょうか?
折り返しご連絡をお願いします。」
という女性ヴォイスはまだ全然ましです。
遅延の回数・日月が増すほど、
「元嫁子さーん、いますかー!?
連絡くださーい!」ガチャ!
という男性ヴォイスになっていきます。
これらの電話攻撃も
遅延が続くと
メガ進化してゆきます。
最後には、
黒服のお兄さんが
訪問してきました。
ある時は、
裁判所からの訴状が
届きました。
悪夢のようでした。
そんなこともあって、
極力家の固定電話は
使わないようになりました。
今でもいろんな書類なんかに
電話番号を記入する必要がある時は
携帯電話のみ書いてます。
携帯の留守電も
イヤですけどね。







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