普通の(と言うと語弊がありますが)
殺人事件でもいやな気分になりますのに、
小さな子供が犠牲になると
とてもいたたまれない気分になります。
全ての子供の命は均しく尊く
虐待の犠牲になった子供達については全てが痛ましく、
虐待した大人達を強く憎むべきなのですが、
今回の結愛ちゃんの事件がより一層辛いのは
結愛ちゃんの切実な苦しみが文字として
残っていたことでしょう。
この小さな身体と幼い歳で
どれだけのストレスと恐怖と悲しみを
感じていたことでしょうか。
読みながらニュースキャスターが涙するのは
今回ばかりは納得できます。
本来、唯一愛情を注いでもらえる対象であるはずの両親、
その両親から受ける日常的な虐待。
まだ自分で「逃げる」という判断さえ出来ない年齢。
「他人に助けを求める」ことすら出来ない環境。
人は「希望」があって「絶望」を感じるのですが、
この子は「希望」が何たるかを知り得ないまま、
「絶望」だけが日常となっていて、それが普通で、
ただその“普通”がとても辛いことだから
お父さんお母さんにお願いしか出来なかった。
辛すぎます。
その昔、刑法には、
“尊属殺人罪”という普通の殺人よりも
刑が重い罪がありました。
通常の殺人罪の刑罰は、
“3年以上~無期懲役または死刑”ですが、
尊属殺人罪は無期懲役または死刑のみでした。
私は切に希望します。
“虐待殺人罪”を新設してほしいです。
刑は無期懲役または死刑のみで。
「殺すつもりはなかった」
という言い訳も通用させません。
今の刑法でも殺すつもりはなくても
「死ぬかもしれない」と思っていれば
“未必の故意”で殺人罪と同等の扱いとなります。
“虐待殺人罪”は
より積極的に“未必の故意”を
認定してもらいたい。
それか、普通の傷害致死罪じゃなくて
“虐待傷害致死罪”も新設してください。
こちらも無期懲役が下限で。
それから、
夫婦同姓なので最初は分かりませんでしたが、
やはり案の定、結愛ちゃんは母親の連れ子でした。
母親が再婚し結愛ちゃんの義父となった男と
新たに子供が生まれたとのこと。
この母親も女であるし一人の人間です。
幸せを追求する権利はありますから
再婚でも何でもするのは自由です。
しかし、女である前に母親である、
結愛ちゃんにとっては唯一の保護者であり味方である
ということを前提に考えてほしかった。
この旦那、2度も傷害容疑で書類送検されてるんですから、
その時に懲役20年くらいくらっていれば、
結愛ちゃんが成長して一人で自立出来るくらいまで
虐待を受けることは無かったのに。
法治国家としてはあるまじきことですが、
この事件だけは人民裁判で裁きたいです。







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