「前立腺摘出手術」
を受けることになった
男・まうぞうです。
「前立腺」という
男性にしかない生殖器の一つを
全部取ってしまう手術だそうです。
これは他に転移が無く、
前立腺の膜の外側にガンが出ていなく、
手術に耐えられる年齢・体力・身体機能
を持つ人にのみ勧められる手術とのこと。
ガンの存在を臓器ごと取り去るので、
とりあえず取った時点で完治となります。
もちろん、相手がガンですので、
再発の危険性は常にあるようですが、
うまくいけば「余命30年」などと
言われるくらいおとなしいガンらしいです。
私的には、
一度は「全身転移」・「死」すら覚悟した身ですから、
ちょっとした手術で生き残れるのなら御の字です。
「前立腺」という臓器が無くなることについても
死ぬことに比べたら全然受け入れられると思い、
迷わず摘出手術を受けることを決断しました。
さて、
前立腺を摘出すると、
日常生活への支障が2つ
あるようです。
1つ目は「尿漏れ」だそうです。
数ヶ月で治るそうなのですが、
手術後しばらくは不便な生活が続きそうです。
考えただけでもうんざりしますが
受け入れるしかありません。
そして問題の2つ目。
前立腺を取り囲むように
「勃起神経」があるそうで、
前立腺摘出と共にその勃起神経も
半分くらい摘出しちゃうとのこと。
つまり、
もっこり
できなくなるぅ。
(by.冴羽遼)
・・・かもしれない
らしいです。
これは完全にイ〇ポになるかどうかは
手術をやってみないと分からないようですね。
ま、私も50を超えた年齢ですし、
元から淡白な方でしたので、
さして気にもしていません。
でもネットで調べてみると、
人によっては、
イ〇ポになるのが嫌で、
ガンごと前立腺をそのまま維持して
抗ガン剤や放射線治療を選択する
人もいるみたいです。
まあ、考え方は人それぞれですので、
他人のことをあーだこーだ言いませんが、
私に限って言えば、
ごっそり臓器ごと摘出してもらった方が
すっきりしますね。
ガンに侵された臓器を残したがために、
いくら抗ガン剤や放射線で治療しても、
中途半端に
「まだどこかにガン細胞が残っているんじゃ・・・」
などの不安が付きまとうよりはるかにマシです。
とりあえず治療第一に考えて
お医者さんの指示に従おうと思います。







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含蓄のある言葉を紡ぐガン患者
まうぞうです。
なかなかコロナが収まりませんね。
毎年春に30件くらい訪問していた
各地の酒蔵の蔵開きが、
去年に引き続き今年も軒並み
中止や規模縮小になりました。
私の生息する街でも
飲食店に対する時短要請が始まり、
夜飲みは当分出来そうにもありません。
私の大好きな長距離ドライブも
なかなか大手を振って行けなくなりましたし、
いい加減、コロナには終息してほしいものです。
で、このコロナ禍の下、
オリンピック・パラリンピックです。
今、世間では、
「中止だ!延期だ!無観客だ!」
と大合唱が起こっていますが、
政府も組織委員会もIOCもどこ吹く風とばかりに
開催に向けて邁進していますね。
たぶん、ですけど。
いざ開催されたら、
それまであった反対意見は、
より大多数のオリパラ熱の陰に隠れて
日本中がそれなりに熱狂すると思います。
ニュースや情報番組のトップニュースは
オリパラの「今日の結果」が熱く報道され、
仮にコロナが今よりももっと酷いことになっていても
「今日の全国の感染者は2万人でした。」
と、最後の方のニュースで
ちらっと語られるだけになりそうな気がします。
で、選手の感染が判明した時だけ
騒ぐくらいになるんじゃないでしょうか。
その後、オリパラが終了して、
改めてマスコミや識者たちが、
「やはり開催するのではなかった!」
と騒ぐことでしょう。
私、未来予知の能力はありませんが、
名探偵コナンの5%くらいの推理力があれば
誰でも想像がつきそうな未来です。
そんな未来を水晶玉の中に見ながら
言うのもなんなんですが、
私が推奨するオリパラのスタイルは、
・まずは全国民ワクチン接種完了
・観客入れて、規模縮小も無く、盛大に開催
ですかね。
今の状態でヒヤヒヤしながらやっても
トラブルだらけになる気がします。
全国民2回のワクチン接種終了して
且つ世界のコロナ蔓延が落ち着くまで待つ。
それまで、いっそあと3年延期して
2024年に開催すればいいんじゃないかな。
2020年は1回飛ばしということで。
アスリートの方には申し訳ありませんが、
市井の庶民はもっと辛い状況の人だらけです。
酷い言い方になりますが、
「運動会に出れるか出れないか」
という悩みより、
「明日を生きれるか生きれないか」
の悩みの方がより深刻だと思います。
ちなみに、そもそもの疑問なんですが。
日本の製薬会社のレベルって
欧米よりそんなに低いものなんでしょうか?
例えば家電にしろ車にしろ宇宙探査技術にしろ
様々な分野で日本はトップレベルを誇っていましたよね。
最近はやや落ち目な分野もありますが、
バブル期なんかは世界を日本の技術が席巻していました。
当然、薬の分野も世界レベルだと思っていたんですが。
今、コロナのワクチンは外国製ばかり。
中国にすら負けてます。
日本の製薬会社はワクチンをいち早く
開発する能力が無かったのでしょうか。
日本国内を見渡すと、
ひたすら少しづつ輸入されてくるワクチンを
小分けにして打ってるのが現状。
接種率1%未満とは涙も出ません。
そりゃあ、ワクチンを作ってる会社も
自国民第一でしょう。
せいぜい同族意識で欧米諸国を
優先するのがあたりまえです。
いくら日本の首相がワクチンを作ってる製薬会社の偉い人と会って
「何千万回分確保」と力説しても空しいだけです。
もちろん、ワクチンがあっても、
接種する会場や医療関係者が整わないと
出来ないことも分かりますよ。
しかし、その環境整備も含めて、
早くから対策をこうじておくのが
政治家の使命というものでしょう。
どうせイベントも開けないのですから
各地の市民会館やイベントホールなんかを
国が一斉に借り切って、
スーパーワクチン接種会場を全国に
設置すればどうでしょうか。
ビッグサイトや東京ドーム並の
巨大会場も取り揃えて。
1ヶ所1千万円かかったとして
1万ヶ所で1千億円です。
1ヶ所1億円でも総額1兆円。
補正予算の額からすると
全然不可能な数字ではないでしょう。
それでワクチンを確保できれば
(これが一番難点ですが)
1ヶ所1日300人接種出来れば
1ヶ月で全国民に1回の接種が完了します。
外野の勝手な机上の空論で申し訳ないのですが、
そんなことも言いたくなるくらい
今のご時世、政治家が頼りなく思えてしまいます。
私がワクチン打てるころには
世の中どうなっているのでしょうね。







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ガン患者となった男・まうぞうです。
不幸中の幸いで、
転移も無く、手術を受ければ、
当面、無事に生きられそうです。
しかし、ガン宣告から
「転移無し」という診断結果までの約10日間、
本気で「死」・「余命」を覚悟しました。
前立腺ガンというやつは
それ自体はおとなしいガンなのですが、
骨やリンパ節に、果ては内蔵や脳に
転移しやすいとのこと。
もし全身に転移していたらお手上げでした。
「余命1年」「余命数ヶ月」
と言われてもおかしくはない
状況だったかもしれません。
色々と考えました。
まず、「嫁子ちゃん、ごめん。」
という想いが溢れました。
しかし、泣こうが喚こうが
ガン罹患という事実は変わりません。
嫁子ちゃんに対して、
私がガンである告知は
私自身が行いました。
軽〜いノリで。
嫁子ちゃんは、いつもと変わらぬ
軽〜いノリで返してくれました。
彼女の素晴らしいところは
あらゆることを笑い飛ばしてくれるところです。
私の「死」や将来的に訪れるはずの「自らの死」までも
笑い飛ばしながら真剣な会話をしてくれます。
それから色々なことを話し合いました。
まう:「銀行口座やカード・引き落としの種類など
あれこれリスト化しておかなくちゃいけないね。」
嫁子:「余命が宣告されたら、まだ行けてない県へ旅行しようよ。」
まう:「遠方の友人たちの居住地を廻って飲み会しまくるのもいいね。」
嫁子:「死ぬまでに食べたいもの・行きたい店リスト作ろう。」
まう:「せっかく買ったボトムズのBOX、早く観なきゃな。」
嫁子:「最悪なのは、まうぞうが抗ガン剤治療なんかで
入院して、うんうん唸っている時に、
嫁子が交通事故で死んだり長期入院したら最悪だね。」
まう:「ああ、それは勘弁。」
嫁子:「仏壇は、今、仏壇として使っている
ホームセンターの収納BOXのままでいい?」
まう:「全然OK。毎日拝まなくてもいいし、水やりも不要だけど、
これだけは絶対お願いしたいことがある。
『ガラスの仮面』と
『はじめの一歩』の
新刊が出たら
必ず仏前に備えて。
切なる遺言だよ。」
深刻なのか深刻じゃないのか分からない雰囲気です。
ですが、当人たちはいたって真面目に話してました。
大笑いしながら。
今回、結果として、
転移が無かったので、手術を受ければ、
ここ数年の余命とはならずに済みそうです。
うまくいけばあと数十年生きられるでしょう。
ホッと一安心したのですが、
今回の大騒ぎで「死」というものと
本気で見つめ合えたのは収穫でした。
誰でも忘れがちなのですが、
「死」というものは全ての人に
100%おとずれるものです。
いつかは覚悟しておかなくてはなりません。
世の中には事件や事故などで
覚悟する間もなく突然の死を迎えなければ
ならなかった方も大勢います。
それらの方の無念な死にくらべれば、
今回、死を覚悟出来たことは良い経験でした。
もう一つ、今回の大騒ぎでの収穫がありました。
今現在は、手術・入院の日程検討中で、
普通に仕事に行ってます。
呪い殺したい上司とのやりとりで
強烈なパワハラを受けたとしても、
以前は適応障害の胃痛発生だったのが、
「死ぬよりましだ。」
と思うと、軽く考えられるようになりました。
何か新しい飲食店に行こうかどうか迷う時、
「死ぬ前に行っとこう。」
と、サラッと決断するようになりました。
「死」が一番怖い私でしたが、
その「死」を一度受け入れると、
「死」以外は何も怖くなくなりました。
何がどう幸いするか分かりませんね。







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