業者との癒着も悪いことです。
接待だったり便宜だったりは
悪いことだと思います。
必要悪だとは思いますが。
ここまでが前提。
私はこう思っていますってのを踏まえて
あえてこの話題に触れます。
最近、ニュースで騒がれている
菅総理の息子と総務省幹部との
接待疑惑。
以前も似たような案件の時に
このブログで書いた記憶があるのですが、
「録音音源を誰が出版社に持ち込んだの?」
ここが解せません。
接待といったら、
接待される総務省幹部と
接待する企業側しか
その場にいないでしょうに。
もし総務省側もしくは企業側が録音していたのなら
まず「何のため?」という疑問が浮かびますが、
今回、なんで出版社に音源を渡したのか?
最初から、
「雑誌の編集部に売り込みますから
この飲み会は録音させてもらいますわ。がはは。」
なんてやり取りするわけがないでしょうに。
と、すると、出席した誰かがこっそり録音し、
それを出版社に持ち込んだということでしょうか?
これはあまりにも信義に悖る
行為なんじゃないでしょうか。
贈賄にしたって収賄にしたって、
「相手がちゃんと期待に応えてくれる」
という信義が無ければ成り立ちません。
みなさんこの部分をなぜ疑問視しないのでしょう?
例えば、
会社の飲み会で酔った勢いで
経営幹部の悪口を言い合った後日に
その録音データを経営陣にタレこまれたら
どう思いますか?
会社の飲み会でなくとも、
幼稚園の保護者会で園長先生の悪口や、
近所の奥様ランチ会で来てないセレブ奥様の悪口など、
ついつい勢いで言ってしまうことはあるでしょう。
それを参加者の誰かがこっそり録音してて
その悪口対象者に音源を渡したりしたら
信頼関係なんて総崩れです。
官僚の「記憶違いでした」逃避も
そりゃあ問題でしょうし、
官僚を接待して便宜を図ってもらおうとした
(本当にそうなのかはまだ真相は分かりませんが)
民間企業にも問題はあるでしょうが、
私はまずこの音源漏洩の方を問題視したい。
事は人間関係・信頼関係の
根幹にかかわることだと思います。
とりあえず言いたいことはそんなところですが。
あくまでも出席者の誰かがこっそり録音して
音源を出版社に渡したという前提で
言わせて頂きました。
まあ、録音について言えば
他にも可能性が無いではないですけどね。
もし文春の記者がこっそり
録音機を仕掛けたのなら。
これは盗聴ですから犯罪でしょう。
お店の誰かが録音してても
同じく犯罪行為でしょう。
いずれにしても、
贈収賄疑惑解明以前に
盗聴行為がしっかりと
断罪されるべきです。
それともそのお店には全自動の
録音ルームしかないとか・・・
もしそうなら
そんな店には行きたくありませんね。
最後に、
この件について国会で騒ぐのはいいんですが、
菅総理を責めるのはお門違いかなと。
たしかに「官房長官・総理の息子」という
肩書があればこその官僚との癒着だとは思いますが、
単に「親の威光」を利用した息子という図式ですので
総理を責める筋合いではないかな。
誰でも親に「威光パワー」があれば利用します。
悲しいかな、私の親は、
それこそ吹けば飛ぶようなド平民のド貧民でしたので
威光なんて0.1カンデラも存在しませんでした。
私の親に威光パワーがあったら
私も遠慮なく利用しています。
大横綱の息子ってだけで
修行も中途半端な靴職人の靴が売れ、
歌手デビューまで出来るのが世の中です。
俳優の小泉孝太郎だって、
今では味のある良い役者さんになってますが、
本人が望むと望まぬとにかかわらず、
最初は「あの小泉首相の息子」という目で見られていて、
それが役者人生に寄与したことは間違いないでしょう。
与野党問わず国会議員の先生方のご子息の
身分一覧を公開してもらいたいもんですね。







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