「全身麻酔手術」
を経験した男・まうぞうです。
話でよく聞く
「目をつぶって、目を覚ましたら
全てが終わっていた」
そのままでした。
今週頭に入院し、
「前立腺摘出手術」を受け
私の前立腺ちゃんは
綺麗さっぱり摘出されました。
手術を行った当日は
HCUという集中治療室の一歩手前の
病室で一夜を過ごすことになりました。
私が受けた手術は
腹腔鏡手術という術式で、
お腹に数ミリの小さな穴をいくつか開け、
そこからアーム挿入してやるらしいです。
幸にして、私が今回入院した病院に、
この腹腔鏡手術というのを日本で初めて導入した
権威の大先生がいらっしゃって、
その方に執刀して頂きました。
痛みもほとんどなく
「めでたしめでたし」と
行きたいところですが、
本当の地獄はその夜でした。
麻酔から覚め、
術後の異常も認められず、
ひとまずHCUで一夜を過ごすことに。
この時点で
私のボディには5つの管が繋がってました。
・左手には普通の点滴。
・右手の動脈には何かしっかり固定された点滴。
・背中には痛み止めの麻酔を噴射する装置。
・傷口からは血を抜き取るドレーン。
・私の粗末なナニにはお小水をとるための管。
ここでこの夜の地獄を決定づけたものは何か。
それは両手の点滴でした。
両手に点滴。
つまり、
かゆいところが
かけない地獄。
これは最悪の地獄でした。
冗談抜きで一睡も出来ませんでした。
翌朝になり、
ようやく点滴針が取れた時に
看護師さんに結果論として泣きついてみたところ、
「言ってくださればよかったのにぃ。」
と、壇蜜似の美女に言われました。
私、自慢じゃないんですが、
寝るときによくあちこちがかゆくなります。
ポリポリとかけば治るのですが、
すぐ別の場所がかゆくなります。
まさかその度にナースコールをするわけにもいかず
たとえ事前に「呼んでねン」と言われていても
チキンハートな私はボタンが押せなかったでしょう。
こうして術後、怒涛の一夜は明けたのでした。
今は一般病棟に移り、
5本の管もあと1本を残すのみとなりました。
これもまた地獄アイテムなんですけどね。
早く自由の身になりたいです。







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ひとまず、無事に手術が終了しました事、お祝い申し上げます。
まだまだ術後の身体的影響についてはわからないとは思いますが、大した影響が残らないと良いですね。
かゆいところがかけない地獄も、笑い事ではないですけど、麻酔明けの影響がそれぐらいの事で良かったな、とも思いました。僕も小学生の頃に、全身麻酔明けに酷い吐き戻しがありましたけど、人によっては色んな症状出るみたいですからね。その地獄もひと晩で終わって良かったですw