そこからカーロスに出逢うまで
どん底の状態だった矢吹丈。
行方不明の母親のことが気になり
人形役に徹することが出来なくなった
北島マヤ。
宗方コーチの死のショックで
ラケットを持てなくなった岡ひろみ。
定期的に手の痺れが起こり
それが命取りになりかねない
デューク東郷ことゴルゴ13。
薫どのを目の前で殺められたショックで
魂の抜け殻になった人斬り抜刀斎。
人それぞれ、
調子の悪い時もあれば
スランプの時もあります。
最近、
何となくスランプを感じている
男・まうぞうです。
昔から
「趣味は?」
と聞かれて
第一番目に答えていたのは
「イラスト!」
でしたが、
ふと気がつくともう何年も、
ペンや絵筆を握っていません。
すでに老眼という魔の手が伸びてきて
描きたくても描けない状態に
いつの間にかなっています。
ライフワークは
「デザイン!」
との自負があるのですが、
仕事でデザインはするものの、
「作品」
と呼べるデザインを
制作していません。
昔は展覧会なんかで
美術館なんかに飾られてた
時代もあったんですけどね。
特に40代になってから
惰性で生きているような気がします。
仕事行って、
たまに美味いものを食べて、
たまに美味しいお酒を飲んで、
パソコンをさわるとすればネットサーフィン、
ヒマな時は電子書籍を買いあさり、
数ヶ月に一度の貧乏旅行が楽しみで、
結局1日の大半は仕事に追われ。
創造的な喜びを感じる機会が
少なくなりました。
別に、
創作物で食っていきたいなんて
大それた事を考えているわけではありません。
そもそも飯が食えるような
立派なレベルのものでもありませんし。
ただ若い頃、
創作活動をやっていた時に
感じていたのは、
制作している過程が楽しく、
完成したときの達成感が嬉しく、
展示した作品を見てもらえた時の
誇らしげな気持ちが
えもいわれぬエクスタシーを感じる、
ということでした。
この快感は
ジュリアナのお立ち台で
「私を見て!」
と、ミニスカで踊っていた
お姉様方の感情に
通じるものがあると
勝手に思っています。
何かやろう。







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僕は元々あまり創作活動らしい事はしていなかったので、今すでに惰性な感じはありますね…。
むしろ最近はTwitterを通じて、あるゲームの開発者の方々とつながることができたので、そのゲーム絡みの二次創作というか二次デザインみたいな事をやってる分、最近の方が創作活動してるかもしれません。
尊敬する人たちや同じファンの人たちに見てもらえるのが嬉しくて。
結局の所デザイナーの根本って「自己承認欲求」ですよね〜。
何かやろう、お金に余裕が出来たら。
結局いつまでたっても何もできないで終わるんだろうなって思います。
気力も体力も落ちて、根気も夢もなくなりました。
それを悲しいって思わなくなるくらい麻痺しています。
「自己承認欲求」わかりますわ。
印刷物やパッケージ・ポスターから看板などいろんな自分でデザインしたものが多くの人の目に触れるってのもそうですね。
展覧会で他者の作品を素通りした人が私の作品の前でふと立ち止まったりすると絶頂モノの快感です。
生活に追われると、意欲や行動力が落ちますものね。
と言うか、エネルギーの大部分をその日を乗り切るために消費しないといけないので、余裕がなくなるんですよね。
感情さえも麻痺してくるとなると心配ですね。
何か気分転換の種でもあればいいのでしょうけど。
私の今の楽しみは「真田丸」と「重版出来」です。