148,000kmちょい走ってました。
イスカンダルまでの
丁度10兆分の1の
距離ですね。
我ながらよく走ったものです。
昔から私は“大きな単位”に
興味を持つ不思議少年でした。
光速を基準とした距離の「光年」
TNT火薬を基準とした核出力の「メガトン」
地震のエネルギーを示す「マグニチュード」
などなど。
ある時、ふと、思いました。
「光速って見る事ができるのだろうか。」
もちろん光自体は見ることができます。
蛍光灯だって発光体ですし
太陽だってそうです。
もっと言うなら、
風景が目に見えている事自体、
光を見ていることになります。
私が見たいと思ったのは、
“光が実際に進んでいるところ”
です。
“光にも速度がある”
という知識を仕入れてから、
「じゃあA地点からB地点まで進んでいるんだろうから
その進んでいるところを見て見たい。」
と思ったわけです。
身近で速い物と言えば新幹線でしょうか。
新幹線が時速300kmで通過駅を通過するのを見ると
そりゃあ速いと思います。
でも“進んでいる”ということを
眼に捉えることは可能です。
しかし光は新幹線なんかより
ずーーーーっと速いです。
通常では人の眼はもちろんのこと
高速度カメラでも捉えることは不可能です。
光は1秒間に約30万km進みます。
よく“1秒間に地球を7周半”と言いますね。
大分の別府湾から太平洋に向けて
レーザーポインタを放っても
北米大陸につくまででさえ0.03秒
しかかかりませんので
眼で捉えることなど不可能です。
ちなみに月までは約40万kmですから
光速でも1秒以上かかります。
光も電波も同じ速度ですので、
月面との交信には
電波が行くのに1.3秒、返事に1.3秒かかりますから
ちょっと間延びした会話になるわけです。
つまり、
せめて1秒以上、
すなわち30万km以上の距離が見えるところで見たら、
光が進むのが見えるのかもしれません。
しかし両端が30万km以上の距離を
見える場所から見るとすると
見ようとする光源までの距離も万km単位でしょうから
光源が弱ければ見る事はできません。
数万km離れた所からでも
見える強力な光源が必要です。
そこで少年まうぞうが下した結論。
・地球と月を並べて見えるような位置に観測点を置く。
・地球から月に向けてコロニーレーザーを打つ。
これで
光が進んでいる
姿が拝める
はずです。
悲しいかな、
私が生きている間に見る事は
無理のようですが。
NHKの「大科学実験」で
やってくれないかなあ。







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