※「日本酒原器」とは。
大の日本酒好きで漫画家の
須賀原洋行さんが作った造語で、
(自分の中での)日本酒の旨さの基準となる
日本酒の銘柄のことを指す言葉です。
過去、最も美味しかった酒を「日本酒原器」と認定し
それを秤としてその他の日本酒の旨さを計ります。
例えば、
「この酒は原器に90%くらい近づいている。」
「この酒は原器を超えたか?」
というような使い方をされてます。
※「原器」の語源は。
長さの基準となる
「メートル原器」から来ています。
今の1mという長さの基準である
「1秒の 299792458 分の1の時間に光が真空中を伝わる距離」
が策定される前、国際的な基準として
「これが1mの長さですよ。」
という原型として作られた金属棒が
「メートル原器」と呼ばれるものでした。
ここから、「とある物の良し悪しを決める際の基準となる物」
という意味で、「日本酒原器」という造語が生まれたようです。
■■ 私の好みの傾向 ■■
私の勝手な解釈ですが、
下記のように日本酒を大別しています。
・1:フルーティな感じの吟醸酒系
・2:堅い感じの純米酒系
・3:冷ややお燗にすればいい感じになる本醸造系
・4:混ぜ物多いベタベタした日本酒もどき
あくまでも私の感想ですよ。
通の方に言わせると、
もっと千差万別の区分けが存在するのでしょうが、
私の舌はそこまで肥えていません。
現状、上記のような感じです。
で、
私が好きなのは1番の吟醸酒系です。
日本酒通の方々は
米本来の甘みや味わいを語る方が多く、
純米酒を好まれているようですが、
私の味覚が未熟なのか、好みの問題か、
純米酒系の堅い感じが苦手です。
今後、私の舌が少しでも進化して、
旨さを感じるようになるかもしれませんが、
今のところ吟醸酒系に軍配が上がってます。
というわけで、下記に列挙する日本酒も、
吟醸酒系が殆どです。
あくまでも私個人の好みですので
そこんとこご了承くださいませ。
それから、
私、まだまだ精進途上の為、
日本酒について細かい味の違いや方向性をうまく表現出来ません。
そういう評論家的な感想はプロの方に任せて
私は対象となるお酒との出逢いやエピソードを中心に
書いていきたいと思います。
「日本酒のことを詳しく知りたい。」
と言われる方の欲求には全く応えられませんが
1人の日本酒バカの奮闘記として
お読み頂ければ幸いです。
■■ 私の好きな日本酒 ■■
●「十四代」
私の「プレミアム原器」。
大阪にドライブ旅行した際に
グランフロント大阪にある「日本酒バル・さわら」にて
初めて出逢ったお酒です。
1杯2,500円!
スパークリングな衝撃は今でも忘れません。
この時の衝撃が忘れられず、
九州で飲める店を調べたら宮崎にあるのを発見。
北部九州から宮崎までも結構な距離があるのですが、
宮崎の居酒屋「田舎家寿太郎」で再会を果たしました。
その後、さらに身近な佐賀の小料理屋「申子」でも
取り扱っていることが判明。
以来、常連になって通ってます。
ネットでは一升数十万のプレミアが付いている「十四代」。
さすがにそんなものは買えませんので
もっぱら店飲みです。
「十四代」の中でもさらに
「七垂二十貫」というやつは最高ですよ。
●「天山」
私の「エターナル原器」。
佐賀県小城市の地酒。
天山酒造の酒は純米大吟醸以外にも
上は吟醸酒から下は本醸造酒まで
一通り私の舌には合うようで
最も愛飲している酒蔵です。
関東方面でも「七田」「岩の蔵」などの銘柄で
販売しているらしいです。
蔵開きも春と秋に通ってます。
●「醸し人九平次」
私の「原器ナウ」。
仕事で関東へ出張した際、
品川の居酒屋「えん」で出逢った酒です。
その味が忘れられなくて、
「えん」の梅田店があるのを見つけ
わざわざ居酒屋に行くためだけに
九州から大阪まで夜通し車を運転して
飲みに行ったアホ男です。
今では九州でも取り扱っている
酒屋や居酒屋が増えて一安心です。
●「出羽桜雪漫々」
佐賀市の「嬉乃すし」で初飲。
廻らない寿司屋でガブガブ飲んだもんですから
支払いの時になって酔いが一気に覚めました。
非常に素直な美味しい吟醸酒です。
●「庭のうぐいす」
福岡県久留米市の居酒屋「まんまる」にて初飲した酒です。
「庭のうぐいす」は本醸造でもけっこう美味いという希有な酒です。
これまた私に合う酒蔵です。
●「獺祭」
私の「どこでも原器」。
その昔、中国地方へドライブ旅行へ出かけた際、
帰りが遅くなり急遽泊まることになり初めて訪れた山口市。
そこのビジネスホテルの前にあった
居酒屋「楽処ふるさと」で初めて出逢いました。
まだ今のように獺祭が有名になる前で、
酒蔵のでっかいビルも建つ前の話です。
以来、「獺祭」を求めて右往左往して来ましたが、
最近ではメーカーの供給体制も整ったようで、
ここ九州でも普通に買えるようになり嬉しい限りです。
今では最も有名な日本酒の一つですね。
●「伝承」 大吟醸
福岡県久留米市の「磯の澤」の銘柄です。
久留米日本酒フェアで試飲して以来愛飲してます。
毎年蔵開きにも必ず行ってます。
●「久保田萬寿」
高級で有名で美味い酒と言えば
代名詞のような萬寿ですね。
気軽に買える金額ではありませんが。
さらに上位グレードの「洗心」は美味かった。
●「鍋島」
名前で分かる通り佐賀のお酒です。
スパークリングな風味は十四代に近いかもしれません。
ここも毎年蔵開きは行ってます。
黒ラベル五合瓶23,000円は「十四代」にも匹敵する銘酒です。
私が酒屋で買った酒の中で過去最高額の酒です。
●「黒龍」
福井にドライブ旅行した時に
そこの居酒屋で勧められた福井の地酒です。
超美味し。
先日、北九州の「力丸酒店」で売ってるのを確認し
早速、購入してきました。
●「雨後の月」
広島の小料理屋で飲んで惚れた酒です。
非常に素直なお酒です。
尖った所もなく、強い個性を主張するでもななく、
それでいて王道を行くような素晴らしい酒です。
わざわざ蔵元のホームページで取扱酒店を探して
買いに行きました。
●「上善如水」
母方のヤクザな叔父が愛飲しておりました。
我が家に来て宅飲みする時は必ず近所の酒屋から
配達させていました。
銘柄名の通り、透明感のあるお酒です。
●「花陽浴」
「醸し人九平次」と同じく
仕事で関東へ出張した際、
品川の居酒屋「えん」で出逢った酒です。
●「手取川」
こちらは石川県金沢市に出張した時に
同行した部長が教えてくれた地酒です。
佐賀の小料理屋「申子」で再会しました。
●「櫻正宗」
福岡市のデパート岩田屋にあるでっかい日本酒コーナーの
店員さんがオススメしてくれた酒です。
「獺祭」に近い感じかな。
●「筑紫野」
蔵開きの試飲で惚れました。
お猪口1杯200円ですが、これ飲みたさに
毎年通ってます。
●「勢起」
福岡県うきは市で「東京X」のしゃぶしゃぶが食える
「十八」という店で店主から紹介された酒です。
幻の酒だそうで。
この時飲んだ純米酒は堅かったのですが、
後に自分で買った純米大吟醸酒は
ドストライクの美酒でした。
吟醸のくせにお燗にしてもグッド。
●「東鶴」
嫁子ちゃんの実家の菩提寺の住職さんからもらったという
複雑怪奇で運命的な出逢いをした酒です。
●「土佐鶴」
嫁子ちゃんが昔勤めていた会社の社員から教えてもらった酒です。
「旦那(まうぞう)は辛口の日本酒好きなんだけど何かない?」
と聞いたらこれを勧められたそうです。
●「萬寿鏡」
宮崎の居酒屋「えんにち田舎家」で飲んだ酒です。
料理が美味けりゃ酒も美味いという至福の時を
与えてくれた素敵なお店でした。
●「明尽」
「等身大ガンダムが見たい」という理由だけで行った東京。
久しぶりに、以前行って良かった居酒屋「えん高輪店」に行って
出逢ったお酒です。
●「横山五十」
今、最も私が愛している日本酒です。
「フルーティ」という言葉はこのお酒のためにある言葉かと
思う程フルーティな味わいの日本酒です。
福岡県の酒屋「IZUMIYA」主催の「全国蔵元試飲会」で
出逢ったお酒です。
●「勝山縁」
なじみの寿司屋「嬉乃すし」でこれまた
いつも新しい酒を飲ませてくれる日本酒仕入れ担当の
若板さんが薦めてくれたお酒です。
「横山五十」に匹敵するフルーティなお酒です。
●「宝剣」
近畿・中国をドライブ旅行した際に
立ち寄った広島市の居酒屋で飲んだお酒です。
非常に澄んだ味が私好みでした。
●「新政NO.6」
数少ない「尊敬する上司」と飲みに行った際に
上司が持ち込みで飲ませてくれたお酒です。
グレードは「Sクラス」。
美味かったですねー。
●新酒
これは特定の銘柄に限った話ではないのですが、
どこの酒蔵でも、蔵開きでふるまわれる新酒は。
ほぼ間違いなく美味いです。
普段「ここの蔵の酒はあまり合わないなー」と
思っている酒蔵の酒でさえ、新酒となれば別格。
これが病みつきになって蔵開き訪問がやめられません。
以上、だらだらと書き連ねてきました。
これからも旨い日本酒との出逢いを求めて
駆け巡りたいと思います。
この項目は「まうぞうの日本酒原器(好きな酒)」に
関連した書きかけの項目です。
この項目の加筆・訂正などは順次行ってゆきます。







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