“熟年層の婚活”
が特集されていました。
全部見たわけではありませんが
その中で2人の60歳男性が
印象に残りました。
1人目は60歳でもちろん独身。
90代の母親と2人暮らし。
30代の頃、一度結婚して子供もいたそうですが、
離婚し今では全く行き来がないそうです。
さすがに女性とのコンタクトも手慣れた感じで、
婚活パーティー会場ではすぐに
女性との会話に華を咲かせていました。
ただ本人曰く、
「恋愛まではいけるけど結婚前提となると
必ずそこでつまずいてしまいます。」
とのこと。
彼との結婚=老母の介護
という老老介護が結婚の足かせになるという
厳しい現実です。
私は両親とも故人ですから親の介護の必要がありません。
家族は嫁子ちゃんだけですので、
お互い歳を取って介護が必要になったら
嫁子ちゃんの介護は全身全霊でやるつもりです。
ですからあまりこの方に共感する部分はないのですが、
私の友人・知人には似たような境遇の男性が
ゴロゴロしています。
私と同世代の友人・知人連中は
アラフィフで独身、親の年齢は70代。
今はまだ親もしっかりしており
介護が必要ではありませんし、
生活も問題ありません。
しかし今から10年後、
このテレビの中の人のような境遇に
なってしまう可能性があります。
親も不安でしょう。
ちゃんと正社員で働いている連中は
まだ救いがある方でしょうが。
中には完全なアラフィフニートもいますので、
この先どうなるのでしょう。
テレビで見たもう1人もまた60歳でした。
職業は画家だそうです。
それなりに売れているようで
結構リッチな生活は送れているようでした。
しかしこの方のネックは
“未だかつて恋愛経験無し”
女性と会話の糸口すらつかめない。
相手も中年女性ですから、
よく言えばフレンドリーに・・・
まあオバチャン丸出しで気軽に声を掛けてくれるのですが、
この男性の返事がトンチンカンで、
すぐに会話がストップしてしまいます。
見ていて心が痛くなりました。
私も決して会話上手・恋愛上手というわけではなく
どちらかと言えば人見知りする方なのですが、
それでもここまでの恋愛アレルギー症状は
遙か昔、中学高校の頃まで遡らねば思い出せません。
あちらを立てればこちらが立たず・・・
この方は画家としてそれなりに成功を収めています。
“絵の道オンリーで歩む”
という、昔の私が願い、叶えられなかった人生です。
しかしこの方は女性とのお付き合いを犠牲にして
これまで過ごしてきてあります。
“絵”か“異性”か。
私はどちらが幸か不幸か分かりませんが
とりあえず今の私の人生に感謝しておきましょう。







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