先日もチラッと書きましたが、
私の生まれた家は超オンボロの一軒家でした。
一軒家と言いつつも、
1部屋には全く見ず知らずのじいさんが間借りしてあり、
壁一枚を隔てて同居していました。
私の家族の居住スペースは4畳半1間に2畳1間のみ、
台所は土間で、流し台は粗目の古いコンクリート製でした。
建物は平屋で、
屋根には瓦も満足に並んでなくて、
ボロテントがかぶせてあるような状態。
板壁には隙間や節穴だらけで冬には寒風吹きすさびます。
トイレはもちろんくみ取り式で
お風呂は石炭で沸かす木桶風呂。
いわゆる昭和初期から有るような古い民家ですね。
こんな家に両親と私で住んでおりました。
これで家賃は7,000円。
今から40数年前の時代とは言え、
当時においてさえも、
あり得ないくらい古くてボロくて汚い家でした。
小学生の頃は級友に家を見られるのが
いやでいやで仕方がありませんでした。
しかし、たとえ家はボロでも、
「それでも暖かい家族に囲まれて僕は幸せでした。」
なんて家庭だったらまだましだったでしょうが、
そんな素敵なことは起こり得るはずもなく、
父母は揃って飲んだくれ。
父はその上入退院の繰り返し。
酒がらみの修羅場は数知れず、
赤・白・白黒ツートンの緊急車両を呼んだこともありました。
そんな少年時代でした。







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